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2015.06.29文系・理系という二分律

採用担当をしていると、「文系・理系」という項目やトピックに出会うことがよくあります。
会社説明会で学生さんに「文系理系で入社における有利不利や、入社後の配属に制限はありますか?」と聞かれることなども多いです。

こういう場合、ほとんどはその学生個人の話ではなく、出身学部・学科を指していることがほとんどなので、さして問題ではありません。(当社は採用や配属において特に文系理系を分け隔てておりませんので)

しかしながら、改めて考えるに「文系の人・理系の人」とはなんでしょうか。
当然のことながら、人間は「文系・理系」というような二分律では考えられないはずです。

そういうことを考えるとき、自分の中で思い出すエピソードがあります。


文系の大学・学部を狙っていた受験生の頃、
予備校で受験直前の正月にちょっとしたイベントがあり、ラストスパートで気合いを入れようというようなもので、有名講師の無料講義もあり、結構な盛況でした。 

校長のような人の挨拶があり、その後は英語・現代文・数学それぞれの有名講師がそれぞれ1時間ほどの講義をしてくれる予定になっていたのですが、最初に教室に入ってきたのは数学の講師でした。
やはり教室には私立志望者が多く、室内は明らかに「なんだよ、数学からかよ~」という空気が流れ、露骨に席を立つ生徒もおり、かくいう自分も「・・・1時間くらい自習室いってようかな」と思いました。 

なぜ教室に留まったのか、今となっては覚えていませんが、その数学教師の講義は今でも頭の片隅にずっと残っています。

この講師は、二次関数を利用した簡単な文章問題を出しました。多少苦労しましたが数学を専攻していない自分でもなんとか解けました。

講師も解法を解き明かしてくれましたが、自分の解き方と一緒でした。 

が、彼は「実はね、この問題にはこんな解き方があるんだ」と、今となってはその解法は覚えていませんが、何と言うか、数学という枠を超えた、目からウロコが落ちたような解き方でした。

「へぇ~」なんて感心していると、彼は教材を置き、受験から離れた話を始めました。

「この中の、ほとんどの受験生は受験で数学が必要のない人たちだと思う。でも、敢えて今日は一番最初に講義をやらせてもらった」と語り出しました。

「私立志望の人の中には、『サインとかコサインとか、将来何に使うんだよ』という風に思っている人も多いだろう。確かに、特殊な職業に就いたりしない限りは、例えば三角関数なんて使うことは受験後の人生ではもうないだろう」

「でも、じゃあ『数学なんてやる必要がない』というと、そうではないと思う。その特殊な公式や記号を生活で使うかどうかではなく、『数学的な物の考え方』をいかに鍛え、日常の生活に取り入れるか?ということには、とても意味がある」 

さらに続いた。 

「受験においても同じ。例え数学という科目を受けなくても、国語・英語でだって数学的思考で解法への道を論理的に進めることが必要だ。これらを鍛えるために、数学という"科目"ではなく"数学"という数の学問はあらゆる諸君に必要なんだ。そして最も重要なことは、それらは受験に留まらず、大学生になっても社会に出ても一生必要とされ、そして一生君らの生活を豊かにしてくれる」 


 ...目からウロコが100枚くらい落ちた気がしました。
この年のこのイベント、今となっては英語の授業も現代文の授業もどんな内容だったか覚えていませんが、この数学講師の言葉は今でも自分の中で脈々と息づいています。

人生、とこに転機があるかわからないものですね。

きっと逆もまた然りで、理系の人はもしかしたら文学作品を読んだり歴史を学んだりするのが苦手な人が多いかもしれませんが、理系の学生だろうと理化学系・工業系の会社であろうと、人とコミュニケーションを取る上で人間の感受性や情緒・もしくは民族性といったものを学ぶことには大いに意味があります。

やはり社会を見渡すと、理系出身の人はコミュニケーション能力に欠けるタイプが多く、文系出身の人は理詰めの作業や感情を排除した判断が苦手なことが多い気がします。


いま就職活動をされている学生の方々は、学生生活はもうあまり長くないと思いますが、学生時代の授業への興味や成績のみで「自分は文系(理系)」と決めつけず、多くのことに興味を持ち、学び、吸収していってバランスの取れた人になってくださいね!

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